英国ヴィンテージ、ヤード・オー・レッド ペンシル。
今回ご紹介するのは、由緒正しい英国の筆記具・・・メカニカル・ペンシルです。
1822年に英国人銀細工師の Sampson Mordan が、金属製のペンに鉛の棒を繰り出すメカニズムを組込み、最初の特許取得に至ったのが、"Mechanical Pencil/メカニカル・ペンシル"(繰り出し式ペンシル)の始まり。
その後、ドイツ移民の Ludwig Brenner が、The Yard-O-Led Pencil Company を1934年にロンドンで設立。
3インチの鉛芯を12本備えた Propelling Pencilを生み出し、特許を取得しました。
12本の3インチの鉛芯が、36インチ=1ヤード( 36 inches or a yard of lead )になるところが社名の由来となっています。
ヤード・オ・レッドは、長年にわたる職人達による技術の伝承と誇りによって支えられ、全てが手作りゆえに、世界中にそれほど多くの製品が出回ってはいません。
ペンやペンシルの多くは今なお19世紀のデザイン、工程がそのまま生かされた手造り製品として高い評価を得ています。
すべての製品には、国の公的機関である Assay Office (貴金属分析所)によって、英国の純銀の基準(925/1000)に適合したものだけが取得できるホールマーク(純分認証極印)が刻印されいます。
製品は、表面仕上剤を塗布せず、組立工程の間に2回、およそ150年間使われている研磨材で、すべて手作業で磨かれています。
ヤード・オ・レッドの製品は、英国のクラフトマンシップの想いが詰まった伝統的な銀製品そのものといえるでしょう。
今回ご紹介するメカニカル・ペンシルは、1966年の刻印が入ったスターリングシルバーで、エンドキャップを回転させると、ペン先から鉛芯が回転しながら出てくる仕組みとなっています。
シンプルそのもののフォルムには、品質に対する自信が伺えます。
一度は手にして使ってみたい、こだわりの逸品。
大切な方への贈り物、もしくはご自身のコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1966年
◆素材:シルバー
◆本体サイズ:長さ約12.5cm 直径約0.8㎝
◆ケースサイズ:幅約13.6cm 奥行約3㎝ 高さ約2㎝
◆重量:22g / ケース込:81g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*オリジナルのケースと説明書とともにお届けいたします。
*古いお品物ですので、一部に微細な傷がみられますが、機能に影響はなく、とても良い状態です。
*替え芯は付属しません。筆記具専門店等でヤード・オ・レッド専用芯をお求めください。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A