英国ヴィンテージ、木製チェスセット。
頭脳のスポーツ、チェス。
17世紀フランスの哲学者、ブレーズ・パスカルをして「Chess is the gymnasium of the mind./チェスは精神の訓練場」と言わしめたほどの厳しい世界。
また一方で、その道具であるチェスメン（チェス駒）には様々なデザインがあり、どれもが完成された美しさをもっています。
まず代表的なのはスタントン式。
第1回ロンドン国際大会・1851年から使われているもので、当時世界最強プレイヤーといわれていた英国人Howard Staunton/ハワード・スタントン(1810-1874)が、大会で使用する駒をこの形に決めたといわれています。
また、英国でよくみかけるのがセントジョージスタイル。
ロンドンのセントジョージ・チェスクラブで1840年頃から使われていた駒のデザインであったことから名づけられたと言われています。
そして、今回ご紹介するのはリージェンシースタイル。
1800年代初頭、チェスゲームで人気があったパリのカフェ・デ・ラ・リージェンス/Cafe de la Regenceにちなんで名づけられたといわれています。
フランスやドイツでよくみられ、スペインや英国でも定番のうちのひとつ。
サイズは珍しく小さめ。大きな駒はそれだけで迫力がありますが、小さく作り込まれた駒もまた味わい深いもの。駒の緻密な杢目は、おそらくボックスウッドでしょう。
収められている箱はオークの木箱。
がっしり、しっかりと丁寧につくられており、蓋には薔薇の花が貼られています。
おそらく薔薇の花は紙でできており、何かから切り抜かれたもの。蓋に貼って、透明な塗料で塗られている感じです。
初めからこのような形で販売されていたわｋではなく、多分持ち主が趣味で行ったのではないかと思われます。
セットされているボードは、寄せ木細工の美しい物。
異なる色・杢目の木をはめ込んで作られており、多少の材の隙間はございますが、時を経てもそれが良い景色となる本物ならではの味わいをもっています。
小さなリージェンシースタイルのチェスメンを並べれば、格調高い小さな空間が出来あがります。
実際にお使いいただいて、貴方の頭脳と精神を鍛え上げるのも良し。
洗練された道具の美しさを堪能すべく、ディスプレイして愉しむのも良し。
英国ヴィンテージのチェスセットをお手元に、お好みの時間をお過ごしください。
◆England
◆推定製造年代:c.1950-1970年代頃
◆素材：木
◆ボードサイズ：約24.7cm角 厚み約1.8cm
◆木箱サイズ：幅約9.7cm 奥行約8.8cm 高さ約5.8cm
◆キング駒サイズ：高さ約5.3cm 直径約1.8cm
◆ポーン駒サイズ：高さ約2.2cm 直径約1.2cm
◆駒入り木箱重量：約250g
◆ボードのみ重量：約735g
◆在庫数：1セットのみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、欠けや材の隙間等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊木箱に駒はぴっちりと入ります。雑にいれると入りきりませんので、丁寧に詰めてください。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d＋A
