英国アンティーク、プリンスオブウェールズのテーブルベル。
英国のアンティークフェアで手に入れたテーブルベル。
真鍮で出来たがっしりしたベルの一番の特徴は、持ち手がプリンスオブウェールズの紋章になっていること。黄金のコロネット(王冠)の上に白い3枚のダチョウの羽根がついたものはプリンスオブウェールズの象徴。
3本の羽根の由来は古く、エドワード黒太子(1330年から1376年)に遡るとされます。彼は王室の紋章とは別に、黒地に三本の羽根を配した紋章をもっていました。それは母であるフィリッパ・オブ・エノーから受け継がれたもの。フィリッパはエノー伯家(中世ネーデルランドの伯爵家)の出身であり、同家の長子は「オストルヴァン伯/Count of Ostrevent」の称号を帯びることになっていました。ダチョウは古フランス語での綴りでは「ostruce」。つまり地名の「Ostrevent」と「ostruce」を引っかけた意匠であった・・・という説があるようです。
ちなみにコロネットの下「ICH DIEN」はプリンスオブウェールズのモットーで「私は仕える」(ドイツ語)の意味となっています。
キャストの内部を覗けば「MADE IN ENGLAND」の文字が確認でき、振ればきれいな音色が響きます。
動画をアップいたしましたので、よろしければご確認ください。
呼び鈴としての機能性はもちろん、英国の皇太子を象徴する意匠はディスプレイしておくだけでも周囲を格調高く演出してくれそう。
ストーリーを持つ英国アンティークの小さな佳品です。
◆England
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:直径約6.3cm 高さ約12.3cm
◆重量:175g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A