英国アンティーク、レターオープナー。
英国のマーケットで手に入れた、すらりとシャープなレターオープナー。
持ち手部分には以下の文字がみられます。
J.STELL & SONS LTD
KEIGHLEY
PAPER TUBES
まず、「J.STELL & SONS LTD」はウエストヨークシャーの「KEIGHLE/Yキースリー」で、現在も営業を続けている「Cardboard/カードボード(段ボール)」と「Paper Tubes/ペーパーチューブ(紙管)」の会社。つまり、このレターオープナーは同社のノベルティなのです。
「J.STELL & SONS LTD」1872年よりの歴史をもち、会社化は1930年11月。このレターオープナーには「LTD」がついていますので、1930年以降なのは間違いないでしょう。そこそこ良い作りなので、私見としては、1930年11月の会社化の際のノベルティなのではないかと推測いたします。
同社の歴史について参考サイトをご紹介しますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
参考:J.STELL & SONS LTDオフィシャルサイト
参考:「GOV.UK」の同社についてのサイト
https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/00246435
エッジや凹んだ部分に金色がみえますので、当初は金メッキされていたかもしれません。長く使われるうちにメッキは剥がれ、ほぼ地金の銀色となったのではないでしょうか。
ブレード部分にはインチ単位が刻まれており、簡単に長さが測れるようになっています。会社名の周囲はネオクラシカルな装飾が施され、高級感を演出。紙物を生業としている会社として、ノベルティがレターオープナーというのは、なかなかに小粋なセレクションかと思います。
ブレード部分はやや歪みがみられますが、用途である「手紙の開封」に支障はない範囲と思います。
英国の産業を地道に支える存在は、いつの時代でも必要とされてきたことでしょう。今までも、そしてこれからも。
地道であるが故のプライドを感じさせる、英国アンティークの小さなひとしなを、是非貴方のデスクトップに配してみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1930年代頃
◆素材:金属
◆サイズ:全長約24cm 幅約2.1cm
◆重量:35g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、歪みや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A