英国アンティーク、シルバーハンドルルーペ。
英国アンティークのひとつの定番、拡大鏡。
機能性を求められつつも、そこには間違いなく作り手と使い手の美意識が感じられ、逸品が数多く存在します。その魅力にとらえられ、一つ持っていても、またひとつ、またひとつ・・・とコレクションする方も多いのではないでしょうか。
レンズを囲むものとして真鍮製、合金製、木のハンドルと金属のコンビネーションなど、様々な拡大鏡がありますが、今回はそのなかでも王道ともいえる優雅な銀のハンドルを持つ拡大鏡のご紹介です。
ふっくらとしたハンドルには全体に縦筋がつけられ、強度を保ちつつも美しさを感じさせます。エンド部分は貝のようにふわりと閉じて、シンプルな中にも造形に対するこだわりを感じさせます。
さて、英国アンティークシルバーの印、ホールマークを見てみましょう。
左端はシェフィールドの王冠のマーク。次にスターリングシルバーの証、ライオンパサント。次がデイトレター。シールドに小文字の「a」と読めますので、シェフィールドでこの意匠は1918年となります。また、メーカーズマーク「J.Y」これはシェフィールドの「Yates Brothers」のもの。1898年創業、1900年代以降カトラリーを中心に多くの銀製品、銀メッキ製品を世の中に送り出しているシェフィールドのシルバースミスです。
なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。英国アンティークの拡大鏡は、このようにハンドルは活かしながらレンズ部分が付け替えられているものが多くあります。
金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。
全体長さ約14cmですので、比較的標準的な大きさ。
レンズ直径も約5cmありますので、十分見やすく、使いやすいサイズかと思います。
ふっくらとした銀の持ち手の手触りを愉しみつつ、日々の暮らしに是非お役立てください。
◆England
◆Sheffield
◆推定製造年代:c.1918年
◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属
◆サイズ:全長約14㎝ レンズ部分直径約5cm
◆重量:35g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れがみられますが、ガラス部分に目立つ傷はなく、とても良い状態です。
*レンズ部分は後年に付け替えられたものと思われます。
*レンズとハンドル間には、ごくわずかに捩れがみられますが、ご使用に支障はないと思われます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A