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Friday

デスク周りを整える小道具 / Antique Mahogany Desk Tidy

 英国アンティーク、デスクトップ収納。

















「Desk Tidy/デスクタイディ」。ご存じでしょうか。



「Tidy」の意味は「きちんとした、整然とした、きれい好きな、なかなか良い」ですので、「デスクの上を整然とさせる道具」ということ。現代では主としてペン立てや小物収納具を指し、アンティークの品物ですと多くがインク壺付きペン立てを指します。でも、「デスクの上を整然とさせる道具」であれば、それはもれなくデスクタイディですので、厳密な決まりがある訳ではありません。



さて、今回ご紹介しているデスクタイディは、インク壺はついておらず、木製の抽斗付き小棚タイプ。


買い付けたのは英国南部のアンティークタウンにあるアンティークセンターでした。迷路のような階段と通路を抜けた先の小部屋。どうやらそこは木製アンティーク家具を得意とするディーラーさんのスペースらしく、ブラウンの色合いの木製品が沢山集まっていました。そこのウィンザーチェアの上にちょこんと置かれていてのがこのデスクタイディです。



何気ないフォルムなのですが、頃合いの大きさと使い勝手の良さそうなフォルム、マホガニーの良い色合いに魅かれて手に入れてしまいました。


よくみれば、側板と背板のジョイントはダブテール(dovetail) ジョイント=蟻接ぎとなっており、丁寧な仕事ぶりが感じられます。抽斗は小さめですが内寸は約26×10.6cmとなっており、一般的な官製はがき(14.8×10cm)なら入れることが可能。もちろん名刺やショップカードなら余裕で入れることが出来ます。

天板部分の黒い染みはインク壺からこぼれたインクの染みかな、と思います。かつてここにインク壺を置いていたのでしょうか。底の跡がないので、布などを敷いていたのかもしれません。それでも溢れ出るインクが染みてしまったのかも・・・と、色々な想像をしてしまいました。下部のオープン部分は筆記具やルーペなど、使用頻度の高い小物を入れておくのにおすすめです。


シンプルながらも機能的なフォルムは、意外に使いやすく、デスクトップに置けば美しさと収納性アップの両立を図ることができそうです。背面もきれいに仕上げられておりますので、間仕切りカウンターなどに置くのもよいかもしれません。


マホガニーの深い色味をご堪能いただきながら、タイディにデスク周りを整えてみるのはいかがでしょう。



◆England

◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃

◆素材:木(マホガニー)

◆サイズ(外寸):幅約28cm 奥行き約21cm 高さ約11.5cm

◆抽斗内寸:約26×10.6cm 深さ約4cm

◆重量:680g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。


Todd Lowrey Antiques

by d+A