英国アンティーク、小型の拡大鏡。
ロンドン南部のアンティークタウン。
いくつかあるアンティークセンターのうちのひとつ。
迷路のような通路を抜け、狭い階段を登り切ったところ、分厚い壁に埋め込まれたショーケースに入っていた拡大鏡をご紹介いたしましょう。
小さいながらも雰囲気あふれる姿に魅かれ、手に取ってみたい(そして出来れば買いたい)と思いつつ、スタッフのお爺様に鍵を開けてくれるようお願いをいたしました。一階のカウンターから、一生懸命上がってきてくれたお爺様がケースの鍵を開け、取り出して見せてくれました。
「良い拡大鏡だね。ヴィクトリアン後期くらいかな。ハンドルはボーン(骨)だね。」
はい、私もそう思います。
このような白っぽい素材はアンティークですとまずは象牙、そしてボーン。象牙はもっとつるりとしていて斑や筋があまりなく、よーく目をこらせば微かな筋が見えてくることが多いように思えます。今回は丁度その前に別の場所で、黒檀とボーンのドミノ牌を手に入れたばかりで非常によく似た質感だったため、お爺様にすぐに共感できました。
作られた年代は19世紀終わりから今世紀初頭と推測いたします。
歳月を経た真鍮の質感と、有機的なハンドルのコントラストは美しく、手に持ては不思議と馴染むことに驚きます。
小さくても重厚感と品格を感じさせる、英国アンティークの佳品はいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1880-1910年代頃
◆素材:真鍮、ガラス、骨(おそらく)
◆サイズ:全長約10.2cm レンズ部分外寸直径約3.7cm レンズ見えがかり直径約2.9cm
◆重量:18g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*レンズに欠けやヒビはございません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A