Search This Blog

Friday

可憐で優雅な銀のハンドルはいかが / Antique Silver Handle Magnifying Glass Sheffield 1912-1913

 英国アンティーク、シルバーハンドルルーペ。
















英国アンティークのひとつの定番、拡大鏡。



機能性を求められつつも、そこには間違いなく作り手と使い手の美意識が感じられ、逸品が数多く存在します。その魅力にとらえられ、一つ持っていても、またひとつ、またひとつ・・・とコレクションする方も多いのではないでしょうか。


レンズを囲むものとして真鍮製、合金製、木のハンドルと金属のコンビネーションなど、様々な拡大鏡がありますが、今回はそのなかでも王道ともいえる優雅な銀のハンドルを持つ拡大鏡のご紹介です。


なだらかなカーブを描くハンドルにはエッジ部分に溝と組み合わせられた細工が施され、瀟洒な雰囲気を纏っています。

細かなドットやリーフパターンは可憐で優雅。ヨーロッパの歴史あるデザインを控えめながらもうまくまとめた意匠となっています。



さて、英国アンティークシルバーの印、ホールマークを見てみましょう。


左端はシェフィールドの王冠のマーク。次にスターリングシルバーの証、ライオンパサント。次がデイトレター。非常に読みづらくはあるものの恐らく矩形に飾り文字の「U」もしくは「V」と読めますので、シェフィールドでこの意匠は1912年及び1913年となります。

また、メーカーズマークは「DGC」。これはシェフィールドの「Daniel George Collin」のもの。1891年創業、ロンドン、バーミンガム、そしてシェフィールドで活動していたシルバースミスです。

そして拡大鏡には珍しく、レジストレーションマークも刻まれています。

Rd550387は1909年の登録番号ですので、意匠登録がされたのが1909年、この個体の製造が1912年もしくは1913年ということになります。



なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。英国アンティークの拡大鏡は、このようにハンドルは活かしながらレンズ部分が付け替えられているものが多くあります。金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。



全体長さ約14cmですので、比較的標準的な大きさ。

レンズ直径も約5cmありますので、十分見やすく、使いやすいサイズかと思います。



可憐で優雅な銀の持ち手の手触りを愉しみつつ、日々の暮らしに是非お役立てください。




◆England

◆Sheffield

◆推定製造年代:c.1912年もしくは1913年

◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属

◆サイズ:全長約14.3㎝ レンズ部分直径約5cm

◆重量:39g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れがみられますが、ガラス部分に目立つ傷はなく、とても良い状態です。

*レンズ部分は後年に付け替えられたものと思われます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A