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Wednesday

ロココの装飾をもつ銀のシューホーン / Antique Silver Handle Shoe Horn Birmingham 1906

 英国アンティーク、銀のハンドルをもつシューホーン(靴べら)。















こぶりながら美しいハンドルをもつ古いシューホーンを手に入れました。




ハンドル部分にはホールマークが刻印されており、バーミンガムの錨、ライオンパサント、一番右のデイトレターは矩形のシールドに小文字の「g」。

これらは1907年バーミンガムのアセイオフィスで認可を受けたスターリングシルバーであることを表しています。


一番左の「G&C LD」はメーカーズマークで、「G & C Ltd」というシルバースミスのマークです。「G & C Ltd」についての情報は多くありませんが、1903年から1934年頃に掛けて、ブックカバーやシガレットケース等を製造していたようです。



実際に靴と足を添わせるヘラの部分はスチールにメッキで、付け根部分に「ENGLISH MAKE」「STEEL」の刻印が見えます。

100年以上が経ってメッキの剥がれや小傷などがございますが、まだまだご使用いただくに十分かと思います。



英国の古い物でシューホーンはしばしばみかけるアイテムのひとつ。

多くは真鍮の物、そして一部はこのようにハンドル部分だけ銀(スターリングシルバー)で、ヘラ部分はスチールにメッキというものが多いようです。このようなフォルムですと全てシルバーで、というのは当時強度的に問題があったのかもしれません。



特徴はやはりハンドル部分の装飾。

凝った装飾はロココならではの左右非対称のパターンとなっており、これでもかと重ねられたCスクロールと、その奥に潜むレースをモチーフとした格子が、豪奢そのものの印象をつくりあげています。


全長約17cmというシューホーンはやや小さめ。

玄関のカウンターに置いたり、収納内部におさめたり、使い回ししやすいサイズ感だと思います。


ひんやりとしたハンドルを握りしめる度に、華麗なロココの宮廷が目に浮かぶような、英国アンティークの佳品。

貴方のおそばにいつまでも置いていただきたい一品です。




◆England

◆Birmingham

◆推定製造年代:c.1906年

◆素材:スターリングシルバー、スチール

◆サイズ:幅約3.4cm 長さ約17.5cm 

◆重量:56g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、へら部分には塗装の剥がれ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A