英国ヴィンテージ、ピラーボックスの形の貯金箱。
「Pillar box/ピラーボックス」とは、郵便物を投函する、自立式の屋外ポストボックスのこと。
英国が始まりといわれており、基本はキャストアイアンでつくられた赤いものがベースとなっています。
円柱や楕円柱、八角形や四角形など様々なバリエーションがあり、英国では歴代のピラーボックスを展示した博物館もあり、世代を超えて愛されている存在です。
今回ご紹介する貯金箱は、そのピラーボックスを模したもの。金属製で正面には「POST OFFICE」「SAVINGS POST」の文字や集荷時間、そして「E-R」(=Erizabeth Regina/エリザベス女王)のマークなどがみられます。背面には船員の格好をした、まるでアザラシのようなお髭をもつおじさまの陽気なイラストが配され、本体のつなぎ目には小さく以下の文字がみられます。
David Bowler & Sons Ltd
Southampton, England
また、底面には樹脂製の蓋があり、そこに在る文字も「D.BOELER & SON Ltd. ENGLAND」となっています。
調べてみれば、この「David Bowler & Sons Ltd」とは、1965年創業の金属加工会社。現在もSouthamptonのHardleyで営業を続けています。
オフィシャルサイト
https://www.metal-presswork.com/
時代的にもおそらくこの貯金箱は、David Bowler & Sons Ltdが製作したもので間違いないと思われます。オフィシャルサイトをみれば、いかつい力自慢たちが金属を加工している様を見ることが出来、とても本格的。とても貯金箱のような玩具系を作る会社とは思えません。
創業が1965年ですので、創業の際とか、なにかの記念の時などのノベルティだったのではないかと推測いたします。背面のイラストは、Southampton/サウザンプトンという港町という場所柄、船員さんがモチーフなのかな、それにしてもアザラシ髭おじさまは社長さんがモデルなのかな・・・と色々想像しますが、いずれも推測の域を出ません。
ブリテン島きっての港町、サウザンプトンから来たポストの貯金箱。
アザラシ髭の陽気なおじさまと共に、貯金に励んでみるのも愉しいかもしれません。
◆England
◆David Bowler & Sons Ltd
◆推定製造年代:c.1960-1970年代頃
◆素材:金属、樹脂
◆サイズ:直径約6.5cm 高さ約11.7cm
◆重量:80g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや塗装の傷み、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*スリットには日本の500円玉が余裕で通ります。
*底面の樹脂の蓋はやや固くなっていますが、嵌めたり外したりすることに問題はありません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A