フランスアンティーク、アラスの町の紋章ブローチ。
アラス/ARRASとは、パリより北に180kmほどいったところにある町のこと。
名前はもともとこの町を作ったというケルト人のアトレバス族(Atrebates)に由来します。
フランス革命において有力な政治家であったロベスピエールの生まれたところであり、ヨーロッパ唯一の美しさを誇るといわれる広場で有名な街でもあります(そのような広場は沢山ありそうですが)
ライオンとシールドの紋章はもともと17世紀からそこにあったアラス村において使われており、19世紀に町の紋章として承認されたといわれています。
今回ご紹介するブローチは、そのアラスの紋章が中央にエナメル加工で施されており、周囲にはオリーブと星があしらわれています。
実はこのオリーブと星は、本来アラスの紋章には含まれておりません。
色々と調べましたが、由来は不明。
推測ではありますが、アラスの何らかの公的機関の紋章なのかもしれません。
作られた時代は古く、19世紀後半と推測いたします。
小さいながらも凝った細工は独特の存在感を放ち、歳月が加えた風格を確かに湛えています。
フランスの歴史ある町から来た小さな装飾品。
持つ人のセンスを感じさせる、フランスアンティークのひとしなです。
◆France
◆推定製造年代:c.19世紀後半
◆素材:金属
◆サイズ:約4×3.2cm
◆重量:7g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*ブローチ留め金具は、ご使用可能と判断してご紹介しておりますが現代の物に比べればわずかに操作性に劣ります。
*針先は鋭いです。お取り扱いには十分ご注意ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A