英国アンティーク、プリンスオブウェールズの結婚25周年を祝うガラスプレート。
英国の大きなアンティークフェアで手に入れた、プレストガラスの小さなプレート。
中央にはプリンスオブウェールズを表すダチョウの三本の羽根、周囲には以下の文字がみられます。
THE SILVER WEDDING OF THE PRINCE & PRINCESS OF WALES
1863
1888
10th March
ダチョウの羽根の下「ICH DIEN」はプリンスオブウェールズのモットーで「私は仕える」（ドイツ語）の意味。
つまりこれは1863年3月10日に結婚した、当時のプリンスオブウェールズ（英国皇太子）アルバート・エドワード（後のエドワード7世）と、皇太子妃アレクサンドラ・オブ・デンマークの、結婚25周年を祝うプレート。
アルバート・エドワードはヴィクトリア女王の長男であり、ヴィクトリア女王の治世が1901年まで続いたため、長い長い皇太子時代を送ることになった人物です。1901年ヴィクトリア女王が崩御し、エドワード7世となってからは日英同盟をはじめ諸外国と協定を結び、ピースメーカーと呼ばれました。
1888年といえばヴィクトリア時代の後半。繁栄を極めたヴィクトリア時代の暗部として、ロンドンなど主要都市では人口の過密と下層階級の増加がおこり、「切り裂きジャック」として名高い連続殺人事件がおきた年でもあります。
自分たちは、自分たちの国は何処へ行くのだろう。不安な人々の視線の先には、王室の次世代を担う皇太子夫妻があったことでしょう。結婚25周年のグッズは、そんな世情の中、多く生み出され人々に広く受け入れられたのではないでしょうか。
細かな凹凸は小さな光の粒となり、見る角度によって驚くほどに輝きます。歴史を大切にし、記念日を祝い、未来につなげる。
130余年前の人々の想いが込められた、英国アンティークの確かなひとしなです。
◆England
◆推定製造年代:c.1888年
◆素材：ガラス
◆サイズ：取っ手部分含む幅約16.8cm 本体直径約12.5cm 厚み約3.2cm
◆重量:149g
◆在庫数：1点のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ等がみられます。
＊ワレやヒビなどはございませんが、製造時からのスジがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d＋A
