フランスアンティーク、折りたたみ式拡大鏡。
当店の定番、アンティークの拡大鏡。
様々な材やフォルムがありますが、機能性を損なわずに意匠が施されたり、様々な工夫が加えられたりするツールであり、見て集めて、飽きることがありません。
今回ご紹介する拡大鏡は、特別な工夫が施されたフランスからのひとしな。
一見シンプルな見た目ですが、柄の中央は空洞となっており、そこにするりとレンズ部分が通るように出来ています。柄の部分に少し力を入れれば回転をはじめ、レンズ部分中央で安定しておくことが可能。この状態であればレンズに傷がつきにくく、コンパクトで持ち運びにも便利・・・という仕組み。
柄の部分には「DEPOSE」の刻印が見られます。
「Depose」とはフランス語で「デポゼ」、日本語では「意匠登録済」のことです。過去にフランスで意匠登録がされ、販売されていたもの、ということでしょう。
ディーラーの言葉によれば、おそらく作られた時期は19世紀終わりから20世紀初頭。フランスでこのタイプの拡大鏡は、作られた時期が1900年代前後とされているものを散見致しますので、推定製造年代はその頃としてご紹介させていただきます。
仕上げは銀色で、ニッケルメッキと思われます。エッジや擦れる部分にわずかに金色が覗いておりますので、恐らく下地は真鍮でしょう。真鍮は加工しやすい金属ですが、錆びや変色しやすいため、ニッケルメッキが施されることがあります。長く使われてきたために、若干メッキが剥がれ、わずかに真鍮が覗いてきている状態であると思われます。その部分が程よい景色となって、長い歳月を経てきたことを伺わせます。
やや大きめのレンズは対象物をしっかり見ることが出来、とても便利にお使いいただけることと思います。
柄の動きを動画でアップいたしましたので、よろしければご覧ください。
フランスから来た、小粋で機能的な拡大鏡。
貴方のデスクトップで是非ご愛用頂きたい、アンティークツールです。
◆France
◆推定製造年代:c.1900年代頃
◆素材:おそらく真鍮にニッケルメッキ、ガラス
◆サイズ:長さ最大約17.1cm最小9.8cm 厚み約1.8cm レンズ部分外枠直径約7.4cm
◆重量:128g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*折りたたみ動作はスムーズで、カチリ、と止まり、それぞれの位置で安定します。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A