英国アンティーク、修道士のテーブルベル。
英国のマーケットで手に入れたテーブルベル。
古びた金属の味わいと少し変わった持ち手に惹かれました。
ベルの持ち手には人物が配されています。
特徴的なのはフードと前後に垂れた布。このエプロンのようなものは「スカプラリオ/scapular」とよばれるものです。7世紀頃からベネディクト会の修道者の間で着用されたとする、肩から前後に垂れる布で、様々なスタイルがあります。中世の頃はエプロンとして使用され、後に修道会等の修道服として広まっていったとされます。
このスカプラリオ、そしてフード付きのケープを身に着けていることから、この人物は修道士(Monk/モンク)とみて間違いなさそうです。
有名な修道院(の廃墟)がある町のお土産物なのかもしれません。
英国において修道院は中世に多くあり、文化をつくりだし、社会を支えてきた大きな存在でしたが、1538年、ヘンリー8世の修道院解散命令によってほとんどが潰され、保持していた財産が国家へと移りました。現在は「修道院教会」等の名目で教会の一部として在るくらいなのではないでしょうか。
そのため、英国で「修道士(Monk/モンク)」といえば、どこか中世の一部のようなノスタルジーをもってとらえられているような気がいたします。
振ればきれいな音色が響きます。
動画をアップいたしましたので、よろしければご確認ください。
鐘の上にすらりと立つ修道士。中世から来たような姿は、まさに鐘の音を響かせるのにふさわしい存在感をもっているようです。
貴方のお手元に、英国からの修道士を一人、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:直径約5cm 高さ約9.7cm
◆重量:151g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A