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Friday

時計におけるローマ数字の謎 / Antique Brass Clock Dial Parts

 英国アンティーク、時計パーツ。













英国のアンティークマーケットで手に入れた、時計パーツ。



持ち重りのする真鍮の、リング状の文字盤。大きさからして中程度の置時計や掛け時計に使われていたのではないかと思います。


表示はローマ数字。ヨーロッパの伝統的な時計表示にしばしばみられるように、「4」が「IV」ではなく「IIII」と表示されているのも興味深く思えます。



この理由には諸説あるようです。

14世紀後半、フランスのシャルル5世が「自分の称号5から1を引くIVは縁起が悪い」と、時計師に「IV」を「IIII」に変えさせたという説。

イングランドで14世紀末に作られたウェルズ大聖堂の時計にIIIIが使われ、その後、伝統となったという説。

IVでは6のVIと見分けにくく、左右対称位置にあるVIIIとバランスがとれるため、という説。

ヨーロッパ中世の17世紀頃までは、ローマ数字の4の表記はIVよりもIIIIが一般的だったという説などさまざまです。


英国の大きな鉄道駅の時計は文字盤がローマ数字のものが多いようですが、例えばウォータールー駅やパディントン駅の大時計などはIIIIが使われており、一方でロンドンの象徴、ビッグベン(1859完成)の大時計はIV表示となっています。このあたりの由来を調べてみるのも面白そうです。



今回の時計パーツに話を戻しましょう。

よくみれば、最外周には1から60までのアラビア数字が彫り込まれています。刻印などはございませんが、19世紀後半から20世紀初頭のお品物であると推測いたします。


時を経た真鍮の輝きが渋く、擦れた跡にも味わいが感じられます。自作の時計のパーツとしてはもちろん、ウォールディスプレイにも最適なひとしな。

貴方のコレクションにいかがでしょうか。



◆England

◆推定製造年代:c.1880-1920年代頃

◆素材:真鍮

◆サイズ:直径約15.5cm 厚み約0.1cm

◆重量:138g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、歪み等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*5か所、留める為の穴が開いています。

*背面はほぼフラットですが、1か所のみ1-2mmほどの出っ張りがあります。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A