英国のヴィンテージ、掌に乗るほどの小さなロッキングチェア。
暖炉の前。
オレンジ色の炎の前で、ゆらゆら揺れるロッキングチェアに座りながら、編み物をするおばあ様。はたまた、ロッキングチェアに揺られながら居眠りをするおじい様。
子どもの頃、淡い憧れと共にイメージした「西洋」のおうちの中は、そんなシーンで出来ていたように思います。
成長するにつれ、ロッキングチェアはけっこう大きくて、よほど広いおうちでないと置けないこと。縁側やサンルームなど、置いて絵になる場所は限られていること、などがわかってきて。
自分の生活の中には、ロッキングチェアはきっと置くことはないだろうと、半ば諦めかけている。・・・と、私自身のことを書いてみましたが、皆様はいかがでしょうか。「私もそう」と賛同していただける方は、少なくないのではないかと思うのです。
でも、この小さなロッキングチェアならば大丈夫。幅はなんと4cm。スマートフォンほどの広さが在れば、十分ゆったりと置くことができます。
よく見れば、仕上げは中々に凝っています。トップレイルのクレスティング。カーブしたひじ掛け、デザインされたストレッチャー(貫)。背中の凹凸はチェスターフィールドのようなボタン留めでしょうか。
古びた金色の真鍮は持ち重りがして、細かな仕上げをさらに味わい深くみせてくれます。幅約4cmですので、12倍すれば48cm。1/12スケールののドールハウスにおいても、違和感はないと思われます。
そっと指で押せば、可愛らしくゆらゆらと揺れる、小さなロッキングチェア。
貴方の心を乗せて、寛ぎのひと時を是非どうぞ。
◆England
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:幅約4cm 奥行き約8.3cm 高さ約7.8cm
◆重量:118g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。