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Friday

日の名残り / Antique Clock Parts Date Indication Movement

 英国アンティーク、時計パーツ。
















英国のアンティークマーケットで手に入れた時計パーツ。



真鍮製の本体に象牙色の仕上げ、描かれた線や数字は手書きで、人の手技が感じられるパーツです。

数字は「31」までありますので、一般的な時間を表す文字盤(ダイヤル/フェイス)ではなく、日付を表す「デイト表示」パーツです。

直径約8cmと大きめですので、「LONGCASE CLOCK/ロングケースクロック」と呼ばれる、かなり背の高い置時計の一部であったと思われます。



パーツ背面には「FINNEMORE」の刻印。これは英国19世紀の時計パーツメーカー「Walker & Finnemore」のこと。


William Finnemore(1766 -1838)とGeroge Walkerがパートナーとなり、1808年から1811年頃に時計パーツを製造する「Walker & Finnemore」を設立。会社自体は1854年まで続き、後に「William & Richard Griffith」へと引き継がれることになります。


参考:ブリティッシュミュージアム「William Finnemore」の頁

https://www.britishmuseum.org/collection/term/BIOG209679



どれほどの長い間、ロングケースクロックの中で動き続けていたパーツなのでしょうか。時計パーツのなかでも、ゆっくりゆっくりと動くデイト表示パーツは、ひと際重さを感じるような気がいたします。


200年近い時を経て、これのみとなった今でも、纏った時間を確かに感じさせる英国アンティークアイテムはいかがでしょうか。




◆England

◆推定製造年代:c.1808年-1854年頃

◆素材:真鍮

◆サイズ:直径約8cm 高さ約1.5cm

◆重量:41g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*中央には穴が貫通しています。そっと置けば自立します。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A