英国ヴィンテージ、ジェネレーション社による譜面台。
ティン・ホイッスル、ご存じでしょうか。
有名な例としては、映画「タイタニック」の主題歌「My Heart Will Go On」のイントロ部分。物悲しくも澄んだ音色から始まる導入部をご記憶の方も多いかと思います。
その楽器が、ティン・ホイッスル。
別名をペニー・ホイッスルといい、アイルランド発祥といわれる縦笛で、昔は1ペニーで買えてしまうほど手ごろな笛だったからとか、ティン・ホイッスルを吹く大道芸人に1ペニーを支払う習慣があったから等が名前の由来とされています。いつ頃からあったかは不明で、12世紀とも3世紀ともいわれています。
タイタニックは、アイルランド人のジャックがアメリカに移民する航海の中でイングランド人貴族のローズと出会うことから始まる壮大な物語。
主題歌にティン・ホイッスルが使われたのはいかにも象徴的なことのように感じます。
そんな歴史あるティン・ホィッスル。
材は名前のとおり初めは金属(真鍮、青銅、鉛など)でしたが、1966年創業の英国ジェネレーション社が歴史上はじめて、樹脂製のマウスピースを採用し、安価で量産できるようにしました。同社は現在も生産を続けており、代表的なティン・ホイッスルをはじめ、他の音楽関連製品を製造し、世界中で愛されています。
Generation Music オフィシャルサイト(英語版)
前段が長くなりました。
今回ご紹介するのは、前述した英国ジェネレーション社によるおりたたみ式の譜面台です。
折りたたみ時は長さ約55cm。
そこからのばし、脚を広げ、立ち上げていくと、最大高さ142cmまでの譜面台となり、立った状態で演奏するのにも対応できる大きさとなります。
材は持ち重りがする金属製。
つや消しの金色の塗装が施されており、落ち着いた雰囲気で仕上げられております。
広げた時の中心部には以下の文字が見られます。
GENERATION
BRITISH MADE(真ん中あたりは消え気味です)
また、背面には手書きで「McLEAD」の文字が書かれています。多分持ち主の名前でしょう。
「McLEAD/マクリード」は主としてスコットランドにみられるファミリーネームですので、不自然なことではないと思います。
マクリード氏は、この譜面台に楽譜をおきながら、ティン・ホイッスルを演奏していたのでしょうか。
くすんだ金色の仕上げをもつ古い譜面台は情緒に溢れ、演奏用はもちろんお気に入りの本やアートワークをディスプレイするのに最適。
どこか物悲しい、澄んだ笛の音が聴こえてきそうな、英国ヴィンテージのひとしなです。
◆England
◆Generation Music
◆推定製造年代:c.1970年代頃
◆素材:金属
◆使用時サイズ:幅約56cm 奥行き約48cm 高さ約75-142cm
◆おりたたみ時サイズ:長さ約55cm
◆重量:1.3kg
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、塗装の剥がれ、書き込み、歪み等がみられます。
*通常のご使用には十分耐えるものと判断いたします。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A