英国アンティーク、目盛付きガラスボトル。
ヴィクトリア時代のPharmacy/薬局。
そこは単に品物を販売するだけでなく、薬品を調合する場所でもありました。
薬剤師は処方箋も書き、自分で調合し、時には独自の薬も作っていたとか。
成分を測り、それを水やアルコールで薄め、時に防腐剤や香料を加え・・・。
そして最後に必要だったのが、目盛付きのガラス瓶。
目盛りの種類としては ティースプーン、デザートスプーン そしてテーブルスプーンなどでした。
今回ご紹介するのは、その目盛付きボトル、テーブルスプーンタイプです。
高さ約16cmの薄緑色のガラス瓶。
側面には目盛りと「TABLE SPOONS」の文字。
底面には何かのマークがついておりますが、詳細はわかりませんでした。
このような成形ボトルは1830年代頃から製造され始め、ヴィクトリア時代は大量に、そして20世紀初頭まで使用されました。
栓はおそらくコルクだったと思われます。
この瓶には、いったい何が入れられていたのでしょうか。
コルク栓を開け、注意深くグラスやカップに薬品を注ぎ、そっと飲む。
そんな行為が繰り返されてきたことは、想像に難くありません。
100年近くたった今は、どのように使いましょうか。
人の手の温もりが感じられる表情豊かなガラスを前に、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1870-1930年代頃
◆素材:ガラス
◆サイズ:幅約6.4cm 奥行き約3.7cm 高さ約16cm
◆重量:212g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。
*製造時からの筋や気泡がみられますが、大きな欠けやヒビはみられません。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A