英国アンティーク、スリムなブルーボトル。
今回は少し珍しいタイプの、英国から来たブルーボトルのご紹介です。
高さ約13cm、スリムな形状。
頼りないほどにひょろりとしておりますが、しっかり自立するガラス瓶です。
そして、このように口を割られたボトルは、1900年代前後のインク瓶によくみられるタイプです。
英国の郵便事情の脅威的な発達とともに、とても需要が伸びたといわれるインク。
インクを安価に、そして大量に供給するために作り出されたのが、少ない手間で作ることが出来る、ガラスの口をそのまま閉じて販売する手法でした。
それらは「Burst Lip Bottle」とよばれ(呼び方は色々あったようですが)、1ペニーで販売されていたので「Penny Ink」とも呼ばれていました。
キレイに口を整え、それに合う蓋を誂えるよりはよっぽど楽だったのでしょう。
使用時には文字通り「Burst Lip/口を破壊する」ことで、中のインクを使う、というかなり荒っぽい仕様。
このブルーボトルも、その「Burst Lip」タイプ。
ブルーであることから、インクではなくなんらかの薬剤が入っていたと思われます。
恐らくは長い間土に埋まっていたのでしょう。
石灰質の曇りが瓶に浮き出ており、それがまた独特の味わいを感じさせてくれます。
光に透かせば、南国の海の底のような深いブルーが美しいアンティークガラスボトル。
貴方のお部屋の窓辺にひとつ、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1900年代頃
◆素材:ガラス
◆サイズ:直径約2.5cm 高さ約13cm
◆重量:39g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や汚れがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*口部分は割られていますのでざらついています。それ以外の部分に欠けやワレはみられません。水は漏りません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A