フランスヴィンテージ、手燭型のテーブルランプ。
明かりを灯すことで周囲を華やかに演出するテーブルランプ。
明るい、という機能面はもちろんのこと、その形自体が美しければ、インテリア・エレメントとして最高のアイテムなのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、フランスの古いテーブルランプ。
高さはわずか22cmほどの小ささで、手燭型をしています。
手燭(てしょく)とは燭台に柄をつけて持ち歩きに便利にしたものを言います。
日本では手燭、という言葉がありますが、英語では「Hand Candle Holder(stand)」「Hand Held Candle Holder(stand)」、もしくは単に「Candle Holder(stand)」と呼ぶようです。
古くから明かりを灯して身の回りに置いていた手燭の形を、そのままテーブルランプとすることは、ごく自然な流れだったのではないでしょうか。
ベースの台は真鍮で、幾重にも重なったスクロールが重厚感あふれ、アカンサスの葉をモチーフとしている手持ち部分が立ち上がっています。
デザインは、バロックやロココ様式で好まれた、左右非対称のカルトゥーシュをモチーフとした、美しいもの。
カルトゥーシュ/cartoucheとは、古代エジプトで使われていたヒエログリフの文字(記号)の1つで、ファラオの名前を囲む曲線のことを指します。
もともとはロープの象形文字であり「取り囲む」を意味しています。
これが基となり、バロックやロココの装飾に用いられた、不規則な形にデザインされた枠(わく)のこともカルトゥーシュと呼びます。
室内装飾や絵画、文書等に、カルトゥーシュの中に紋章や文章をいれ、装飾的に演出されたものをみることができます。
クラシカルで重厚感あふれるカルトゥーシュの上に、キャンドルを模した部分が立ち上がり、かわいらしいシェードがセットできるようになっています。
もとからこの紙製のシェード、キャンドルを模した「ろうかん」がついておりましたので、それらは買い付け当時からのものを利用しています。
電気が通る部分のソケット、コード、スィッチはすべて日本の専門業者に依頼し、新しい物に交換いたしましたので、安心してご使用いただけます。
こぶりで可愛らしく、それでいて重厚な存在感あふれる手燭型のテーブルランプ。
インテリアのポイントにしていただければ、フランスのエッセンスが周囲を彩り、柔らかな金色の光があたりを満たすことでしょう。
◆France
◆推定製造年代:c.1950-1970年代頃
◆素材:真鍮、紙、他
◆ご使用時シェード上端まで:高さ約22.5cm
(その他のサイズは画像にてご確認ください)
◆本体重量:約541g
◆シェード重量:21g
◆在庫数:1点のみ
【照明に関してのご注意】
◆買い付け当時はコード・ソケットはフランスの古いものでしたが、日本の専門業者に依頼して、安全なソケット・コード(中間スィッチ・コンセントつき)にお取替えいたしました。
◆電球は付属しません。お手数ですがご自身でご手配ください。
◆適応電球:口金E12(日本の一般的なねじ込み式) 消費電力25Wまで。画像の電球は10Wのものです。
◆シェードは電球に挟み込んでとめる方式です。電球が無いととめることができません。
◆電球の形は画像で使用しているシャンデリア球がおすすめです。シャンデリア球の形でないとシェードがうまくとまりません。
◆LED電球でも白熱球でも、E12口金、シャンデリア球であればご使用いただけます。
◆コードは約2mございます。
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、ろうかん部分の傷み等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*構造上、ろうかん部分はソケット本体との間にクッション材を挟んで差し込んであるだけですので、少し動きます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A