英国アンティーク、スターリングシルバーハンドルの拡大鏡。
使い始めてみるともう手放せないツールのひとつ、拡大鏡。
それがアンティークの、しかもスターリングシルバーであることは、美しさと機能性、そしてクオリティのすべてを満足させるひとつの究極であることは間違いありません。
そんなスターリングシルバーハンドルの拡大鏡のご紹介です。
今回ご紹介する拡大鏡は、シンプルながらも美しいフォルムをもつ佳品。具象的な装飾はなく、ふっくらした優美な線のみが味わえる、シックなハンドルデザインです。
ハンドル部分には両面にホールマークが刻まれています。隅を切った矩形に「A&D」のイニシャルがあるのは、「Allen & Darwen」のメーカーズマークです。
「Allen & Darwen」はヴィクトリア時代の後半から20世紀初頭まで活動していたシェフィールドのシルバースミス。
1898-1912年の間、Portland Works, 55 Arundel St, Sheffield において、Charles James Allen と Sidney Darwinによって運営されていました。
他には、ライオンパサントとその隣のデイト・レターを見ることが出来ます。デイトレターは少々読みにくいのですがおそらく「P」でしょう。
シェフィールドのアセイオフィスの王冠マークは見当たらないのですが、「Allen & Darwen」はシェフィールドのシルバースミスですので、シェフィールドにおいてこの「P」は1910年。つまり、1910年(おそらく)、シェフィールドで認可を受けたスターリングシルバーであるのではないかと思われます。
なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。
英国アンティークの拡大鏡はこのようにハンドルは活かしながら、傷つきがちなレンズ部分のみ付け替えられているものがほとんど。金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。直径約5cmのレンズはコンディションもよく、傷はほとんど見えませんので、十分実用にお使いいただけることと思います。
全体長さ約14.5cmですので、握りやすく扱いやすい頃合いのサイズ。
2世紀の時を超えてきた、しっとりと手に馴染むスターリングシルバーの質感をお楽しみください。
◆England
◆Sheffield
◆Allen & Darwen
◆推定製造年代:c.1910年
◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属
◆サイズ:全体長さ約14.5cm レンズ部分直径約5cm
◆重量:37g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A