英国ヴィンテージ、チャールズ皇太子&レディ・ダイアナのウェディングプレート。
もう40年近く前。
1981年7月29日にセント・ポール大聖堂で行われたロイヤル・ウェディングは日本でも大々的に報道され、ダイアナ妃の美しさに多くの人が釘付けになっっていたのを覚えています。
(私もその一人でした)
それから様々なことがあり、既にダイアナ妃は亡く、その息子たちのウェディングや家族の話題が相変わらず英国民の興味をひいております・・・。
さて、今回ご紹介するのは1981年のロイヤル・ウェディングを記念して作られた、ウェディングプレートです。
製作は英国の名窯、ミントン。
銅版彫刻師、トーマス・ミントン(1765-1836年)によって1793年、陶磁器の町として知られるイングランド、スタッフォードシャーのストーク・オン・トレントに創業されたミントン。
長い歴史の中で様々な技術や傑作を生みだしてきた同社ですが、その技術の一つにアシッド・ゴールド技法があります。
これはミントンが1863年に開発した技法で、主にお皿やカップのエッジに施された金彩の装飾のことで、細かなパターンをいれることができるもの。
紋様が施された特殊なフィルム等を使用し、強酸で磁器表面をその紋様の凹凸に沿って腐食させた後、そこに金を焼き付け、仕上げに凸の部分を磨き上げて装飾されます。
完成までに気の遠くなるような時間がかけられ、熟練した金彩師にしかできない高度な技術のため、アシッド・ゴールドが施された品物は高級品として扱われます。
なお、ミントン社は1968年にロイヤルドルトンに吸収され、2005年にはウォーターフォード・ウェッジウッドの傘下に入りました。
そして2015年ロイヤルドルトンは買収され、ミントンブランドは廃止となったそうです。現在でも商品の流通はあるようですが、入手は難しくなっていくと思われます。
今回ご紹介する絵皿は1981年当時の箱に入っており、説明書もついています。それによれば、1000枚製作の中の876枚目であり、プレートのバックにも同じ数字がみられます。
絵柄はチャールズ皇太子、ダイアナ妃、プリンスオブウェールズの羽の紋章がトップに、そしてスペンサー伯爵家の紋章がボトムに配されております。
周囲にはミントンならではのアシッド・ゴールド技法による細かな金彩文様が施されています。
図柄はプリンスオブウェールズの羽、コーンウォール公の紋章である15枚のベザント金貨を逆三角形状に並べたもの、チェスター伯の紋章である麦束が巧みに配され、美しく格調高く仕上がっています。
(チャールズ皇太子はコーンウォール公爵であり、チェスター伯爵でもあります)
1981年当時、このプレートを手に入れた人は、どんな想いでこの品物を手に入れたのでしょうか。
まず間違いなく、レディ・ダイアナが将来の王妃となる未来をみていたことでしょう。
そこから約40年。
様々な出来事やそれにかかわった人々へ想いを馳せずにはいられません。
変わらない美しさをもつこのプレートを手に、貴方自身の想いを重ねてください。
◆England
◆推定製造年代:c.1981年
◆素材:陶器・紙
◆外箱サイズ:28.2cm角 厚み約3.3cm
◆皿サイズ:直径約27cm 厚み約2.1cm 重量604g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、外箱には一部に小傷や汚れ、角に破れ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*絵皿本体に欠けやヒビはございません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A