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Tuesday

素朴で愛おしい生活道具 / Antique Iron Nutcrackers with Twisted Handles & Turned Ends


英国アンティーク、アイアンのくるみ割り器。
















はるか紀元前から使われていたというナッツクラッカー(くるみ割り器)。

ネジ等で締めて殻を割る「万力型」、そして今回ご紹介するような「やっとこ型」などが代表的なものであり、
他の種類もあるようですが、どれも胡桃を代表とするナッツ類の硬い殻を割るために、いろいろな工夫が施されています。


今回ご紹介するナッツクラッカーは、英国のマーケットでみつけたもの。
仕組みはシンプルで、任意の場所に胡桃を挟み、ぎゅっと手で締めて殻を割る、ただそれだけ。

ただよく見れば、挟む場所であるフラットバーの部分には滑りどめの凹凸があったり、支点を中心に約180度まわる柄を締める方向によって、挟んだ後の空間の大小が選べたり、と細かい気遣いが感じられます。
柄のツイスト部分は手が滑りにくく、なおかつデザイン的にも面白いポイント。
柄の先端の挽物風の紡錘形は可愛らしく見えつつ、いざとなればハンマーとこの先端を利用して、何かを割ることもできそうな形状です。

つまり、機能とデザインが一体となった、愛おしき生活道具なのです。


材はアイアン。
黒い仕上がりに所々に浮き出たさびは歳月を感じさせ、風格たっぷり。
製造時代は古く、19世紀後半、1870-1890年代頃のヴィクトリア時代と推測いたします。



実際に胡桃を割ってみましたので、よろしければ動画にてご確認ください。




実際に胡桃を割っていただくことはもちろん、例えばバスケットに胡桃や木の実を盛り付けて、さりげなく一緒にディスプレイしても素敵。
鉄の味わいと独特のフォルムが、素朴で美しい英国アンティークのひとしなです。



◆England
◆推定製造年代:c.1870-1890年代頃
◆素材:鉄
◆サイズ:全長約16.7cm
◆重量:185g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A